日本キリスト教会 西宮中央教会

 

教会の言葉

 

今月のメッセージ

今月のメッセージ
 
7月のメッセージ
   『神の豊かな養い』   
        牧師 藤田浩喜
「イエスは言われた。『わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない』」。     
  (ヨハネによる福音書6章35節) 
冒頭の聖句は「5千人の給食」の出来事を受けて、主イエスがお語りになった御言葉です。「5千人の給食」の出来事は四福音書のすべてに収められており、初代教会においてこの箇所がどれだけ大切にされてきたかがわかります。その最大の理由は、この出来事が後に主の聖餐(聖餐式)を指し示すものとして読まれてきたからでしょう。主イエスは「命のパン」であり、信じる者たちを霊的に養ってくださいます。この「命のパン」が主イエスの体を表すパンと流された血を表すぶどう酒に重ねられ、この箇所が聖餐の恵みとその豊かさを生き生きと示すものとして読まれてきたのです。しかし、大切にされて来たのはそれだけではないでしょう。五つのパンと二匹の魚で、男だけで5千人の群衆を養ってくださったという不思議な物語は、神の養いの不思議さということを湛えているからではないかと思います。ヨハネ福音書6章1~15節の給食物語を見ると、「群衆を養うパンをどこで買ったらよいだろうか」と問う主イエスに、フィリポは「2百デナリオン分のパンを買っても足りますまい」と答えます。アンデレは「ここに大麦のパン五つと魚二匹を持っている少年がいますが、こんな大勢の人では、何の役にも立たないでしょう」と答えます。彼らは主の提案が不可能であることを遠回しに伝えようとしているのです。このような発言は、私たちが大きな課題に取り組もうとする時に、いつも耳にするもっともらしい言葉です。しかし神が主イエスを通してなされる養いは、人間の計算や見立ての枠に収まり切りません。主イエスが祈りを捧げ祝福してくださることによって、5千人が豊かに養われるような不思議なことが起こるのです。大切なのは自分の持てる物の貧しさに臆することなく、それを主の前にお捧げしようとする少年の純粋な心ではないでしょうか。この出来事から私たちは聖餐式の霊的な養いの豊かさだけではなく、神がこの被造世界を実は豊かに養っておられることを、聞きたいと思います。マザー・テレサが言っているように「分かち合うならば、この世界には十分な食べ物が与えられているのです。」(2020年7月)
 
 
 
 

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