本文へ移動
やさしい心、
感謝する心が育ちます。
子どもたちは、この世にかけがえのない存在として生まれました。
子どもたちは、育ちゆくすばらしい「いのち」の種を宿しています。
ひとりひとりが、その「いのち」を輝かせるために、生まれてきたのです。

今月の聖句

主がすべての災いを遠ざけてあなたを見守りあなたの魂を見守ってくださるように。あなたの出で立つのも帰るのも主が見守ってくださるように。今も、そしてとこしえに。                           詩編121編 7節~8節

園長先生からの今月のメッセージ

9月には入園説明会がありました。この時期もう一度すずらん幼稚園の保育の理念や建学の精神に立ち返りたいと思います。世の中が「見える世界」の評価に偏り、成果や結果をすぐに欲しがる時代です。遊びの概念も変化し数あそび、文字あそびと遊び仕立ての教科教育を行っている幼稚園も多いです。
では本当の遊びとはどんな遊びでしょう。幼児教育の父フレーベルはこんなことを言っています。『しっかりと自発的に、黙々と、忍耐強く、身体がつかれるまで根気強く遊ぶ子どもは、きっと有能な黙々として忍耐強い、他人の幸福と自分の幸福のために献身する大人になるであろう。この時期の子どもの美しい姿は、遊びに没頭している子どもである』と。見えない・見えにくいもの(非認知能力)を周りの大人に大切に見守られて育った子どもたちが、大切にしてもらえた、わかってもらえた=認知された=神様が良しとしてくださった、このことを糧に、見えないものを自信にして生きていく、自分の軸とする。これがキリスト教保育の神髄ではないでしょうか。すずらん幼稚園では遊びを大切にする生活の中で、子どもの主体性や神から与えられた一人の人としての尊厳や賜物を尊重し子ども本位の保育を実践していきたいと思います。つまりありのままの子どもの全体性を受けとめ、その成長に寄り添っていきたいと思います。そのためには「子どもが育つ」=「育ててくださる神」の時と力を信じて待つことが大切です。子どもが育つには神様が用意されたその子の時があります。保育者はその成長の深い喜びの時を信じて待ち、見えないものに目を注ぎ、子どもと共に生き、共に育つこと目指したいと思います。子どもの「目に見える行動」から、「目に見えない思い」を汲み取り、応答する。目に見えない思いに応答することが出来る非認知能力を子どもの周りにいる大人も養っていかねばと思います。安心で安全と思える状態で過ごせることで、子どもたちは勇気をもって挑戦し、自信をもって困難に向かっていけるのです。多くの研究からも子どもが大人にわかってもらえた安心感や安全感がもたらす、ポジティブな想いを沢山経験することで「安心と挑戦の循環」が可能になり、子どものウェルビーイングは高まると云われています。思えばすずらん幼稚園が創立されて95年の間、キリスト教保育を通して、ずっとこれらのことを大切にしてきました。こども家庭庁はようやくこのビジョンを打ち出してきました。(はじめの100か月の育ちビジョンR.5策定)早く教えて早くわからせ、早くできるようにしようという保育や教育は子どもたちを生きにくくさせてしまうことにそろそろ気づく必要があるのではないでしょうか。神様が子どもを愛してくださっていることを保育者も喜びとし、子どもの遊び(生活)に豊かに隠されている神様の恵みに目を向けていきたいと思います。  園長 髙田敦子

すずらん幼稚園の新着情報 NEWS&TOPICS!!

すずらん幼稚園

学校法人西宮中央教会学園
すずらん幼稚園

〒662-0832
兵庫県西宮市甲風園2丁目
4番15号
TEL.0798-65-1166
FAX.0798-67-4561

1
0
4
8
4
0
TOPへ戻る