子どもたちは、この世にかけがえのない存在として生まれました。
子どもたちは、育ちゆくすばらしい「いのち」の種を宿しています。
ひとりひとりが、その「いのち」を輝かせるために、生まれてきたのです。
今月の聖句
「見なさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。神の御心を行う人こそ、わたしの兄妹、姉妹、また母なのだ。」 マルコによる福音書3章34節b~35節
園長先生からの今月のメッセージ
子どもが育つには「家」が必要です。小鳥が巣立つために「巣」が必要なように、安全で安心でお腹の満たされる空間が必要です。人が人として育つための絆と愛情が育まれる場所が家です。ねぐらとは違う「いえ」です。今テレビで放映されているドラマ「対岸の家事」に出てくる3家族の0生き方、育児から遠ざかって長い私ですが、目が離せず興味を持って観ています。専業主婦の道を選び、子育てと家事に励む詩穂さん。二人の子どもを保育園に預けて働くワーママの礼子さん。妻の代わりに育休を取ったエリート官僚の中谷さん。身近なところで知り合った3人の生き方が交錯します。それぞれ自分の生き方を選択できる自由な時代でもありますが、どの生き方にも決断と覚悟がいります。それは「いえ」が人の命を預かり育む場所でもあるからです。そのために家事と育児は欠かせない仕事です。出産がコントロールされ育児がアウトソーシングされようとしている時代ですが、育児のしんどさは悪なのでしょうか。少子化対策のためには国が楽な子育てを提供するべきなのでしょうか。
私は子育てを自分の手でしたいと願い3人の子どもを育て、3人目が小1になった時、保育の仕事に戻りました。子育て支援等なかった時代、専業主婦であることも家事をしながら働くのもしんどいことでしたが、どちらにも喜びがありました。子どもの気持ちを感じ取ることは自分自身の育ちを振り返り、育てなおされる時でもありました。悩みと忍耐は自分の不完全さに気づかされ、親として人として成長する大切な機会でした。愛する家族への家事の工夫や食事作り、泣くほど悩んだ親同士の人間関係等々。それらは生きる力と強さを育んでくれました。社会に出て仲間と共に働く仕事は、自分の生きがいや自信につながりました。その時その時今できることを楽しみつつ努力してきたことは、自分の栄養になり、人生を豊かにしてくれているように思います。人生に無駄はないです。
世の中が子どもにとっても親にとっても幸せで安心できる時代になることを願います。家庭が「巣」である期間はほんとに短いですが、巣立ちまでの期間は一人の人の一生を左右するほど大切な時間です。子育てに関してどんな選択をしようと、それは神様が親子に与えられ委ねられた、かけがえのない時間です。 園長 髙田敦子
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