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教会の言葉

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10月のメッセージ
2012-12-14

「見よ、兄弟が共に座っている」
              西宮中央教会牧師  藤田浩喜


「見よ、兄弟が共に座っている。
  なんという恵み、なんという喜び」(詩編133編1節)

少し前のことですが、9月17日(月)〜19日(水)大韓イエス教長老会(PCK・統合)の創立100周年記念集会に招かれて、井上一雄大会議長のお供をしてソウルに行ってきました。一日目は台風17号を追いかけるように到着したため、かなり強い雨に見舞われました。リバーサイドホテルにチェックインした後、メイン会場であるソマン教会に隣接した韓国料理店で夕食をいただきました。このソマン教会は、2,000人以上収容できる大きな堂々たる教会で、李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領も長老の一人だということです。二日目は、貸し切りの観光バスに乗ってソウル市の郊外にある大韓イエス教長老会神学校(PCKS)を訪問し、校内を見学し、そこでの礼拝に出席しました。神学コース、キリスト教教育コース、キリスト教音楽コースに属する2,000人以上の学生が学んでおり、こんなに多くの若者たちが主の宣教に仕えるために研鑽を積んでいる様子に感動しました。韓国の神学校は3年間ですが、一般の大学を卒業して兵役などを終えた後、入学するので20代後半以降の学生が大半とのことでした。PCKSを後にして徒歩で行ける所にある教会では、モンゴルの子どもたちの教育支援をかなり大規模にしていました。韓国には近年モンゴルからの出稼ぎ労働者が多く、親に連れられてきた子どもたちは、モンゴル語での教育を受けることができません。そこで、この教会では幼児から高校生相当の子どもたちの教育支援を、ほとんど国の財的支援なしに始めたのでした。私たちが見学に行くと、プレハブの教室に分かれて、子どもたちが熱心に勉強をしていました。またそこの牧師のお話を聞いた後、モンゴルの民族衣装に身を包んだ小学生ぐらいの男女の子どもたちが、愛らしいモンゴル舞踏を披露してくれ、皆の喝采を受けていました。保守的と言われるPCKですが、隣人のために仕えるディアコニアの働きも大切にされている様子が伺われました。見学から帰ると、いよいよメインイベントであるレセプションと記念礼拝が開催されました。今回の記念集会にはPCKが宣教協約を結んでいる31教派100人の代表が招かれ、国際色豊かな会となりました。それぞれの教派の代表が、正装して舞台に整列したのですが、皮膚の色も違い、服装も違う人たちが主の御名によって一同に会する様子はとても感動的でした。私たち長老改革主義教会が、このような大きな広がりと多様性の中で、主によって一つとされ和合している姿に、とても豊かな神の恵みを感じることができました。(2012年10月)  
          

日本キリスト教会
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