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教会の言葉

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9月のメッセージ
2014-10-11

御言葉は、わたしの道の光       
              
              西宮中央教会 牧師 藤田浩喜
 「あなたの御言葉は、わたしの道の光、
わたしの歩みを照らす灯」(詩編119編105節)
 

NHK朝ドラの『花子とアン』がいよいよ終盤を迎えていますが、オープニングに「グリーンゲイブルズハウス」(緑の切り妻屋根の家)が出てきます。この家はL.M.モンゴメリ著『赤毛のアン』において、ホープタウンの孤児院から引き取られてきたアンがマシュー・クスバート、マリラ兄妹と住んでいた家です。この家は、著者モンゴメリの大好きだった従姉妹が実際に住んでいた家がモデルになっているそうです。ところで、皆さんは朝ドラの「グリーンゲイブルズハウス」の2階の左の窓に、本来あるはずの緑色のよろい戸がないことに気づかれたでしょうか。実は一昨年NHKの撮影隊がプリンスエドワード島に出かけた時、ハウスが改修中でよろい戸のない映像しか撮れなかったそうです。『花子とアン』終わるまでに、興味のある方はぜひ確かめてみてください。さて、『赤毛のアン』シリーズの著者L.M.モンゴメリは、その生涯が苦労の連続だったようです。彼女は1歳9か月の時に母を結核で亡くすと、キャンベンディシュの農場に暮らす母方の祖父母に引き取られ、成長します。祖父母の家は文才に恵まれた一族で、そこで聞いた詩の朗読や多くの物語や思い出が、幼くみずみずしいモンゴメリの心を刺激したにちがいありません。しかし一部の叔母たちを除いて、保守的な祖父、口うるさく支配的な祖母、モンゴメリは後年、辛い暮らしの中で相談相手になってくれていた長老派教会牧師ユーアン・マクドナルドと結婚します。しかしユーアンは結婚8年目に学生時代に患ったうつ秒が再発し、生涯快癒することはありませんでした。モンゴメリはそんな夫を支え、牧師夫人としての務めに忙殺される日々の中で、『赤毛のアン』シリーズを紡ぎ出していったのでした。彼女の日々を支え、著作の原動力になったものは、彼女が幼い日にプリンスエドワード島で過ごした美しい自然であり、そこで経験した小さな喜びの出来事だったと言います。その出来事を克明に記した日記を懐かしく読み返し、慰めと力を与えられることで、あの名作が紡がれていったのです。私たちの生涯において、心に蓄えられた大切な言葉がどれだけ私たちに慰めと力を与えてくれることでしょう。まさに「御言葉は、わたしの道の光」となるのです。((2014年9月)

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