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教会の言葉

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10月のメッセージ
2014-11-21
 神の国のひな形である教会      
              
              西宮中央教会 牧師 藤田浩喜
 「しかし、イエスは乳飲み子たちを呼び寄せて言われた。『子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである』」。(ルよる福音書18章16節)
 すずらん幼稚園の年少組は、「ぐりぐら」グループと言います。これはもちろん中川李枝子さん文、山脇百合子さん絵の絵本「ぐりとぐら」シリーズから取ったものです。「ぐりとぐら」は、食べることや遊ぶことが大好きの野ねずみのふたごなのです。 
先日人権委員会の出張で広島に行った折、少し時間があったのでひろしま美術館で開催されていた「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」を見に行きました。ウィークデイの午前中でしたが、小さな子どもを連れたお母さんやおじいちゃんおばあちゃん、若い女性の人たちがたくさん来ておられました。展覧会には、中川さん山脇さん姉妹が製作された作品が、「ぐりとぐら」シリーズはもちろん「いやいやえん」「そらいろのたね」などの色鮮やかな原画が、すべて展示されていました。また「ぐりとぐら」の原画は、本ごとにコーナーが設けられ、巨大なたまご、かぼちゃ、緑色の毛糸玉などが置かれ、びっくりさせられます。また子どもたちが野ねずみになってくぐって遊べるような入口が展示ボードに開けられているのです。「ぐりとぐら」を読み聞かせてきた世代、かつて子どもの頃読んでもらった世代、いま読んでもらっている子どもたちが集まって、とてもやさしく幸せな雰囲気が、展覧会の会場を満たしていました。私は数少ない男性のおじさんでしたが、巨大なたまごやかぼちゃなどにさわりながら、とても満ち足りた気持ちになりました。
 「ぐりとぐら」の文を書いているお姉さんの中川李枝子さんは、保育所で17年間勤められた方ですが、「毎日子どもたちとどんな楽しいことをしようか」とばかり考えておられたそうです。「幸せな状況に子どもをおいて眺めるというのが、保育者の醍醐味なんです」と言われています。そしてそれは「保育は儲かる仕事じゃないから、こっちも楽しまなきゃ損」と言っておられた保育園の園長先生の言葉が染み付いていたからだろう、と言われているのです。
 教会は、神の国の地上におけるひな形と言われます。神の国を映し出す教会も、この世の営利を求めてはいません。教会はイエス・キリストによって神の国に今や入れられている者が、その喜びと幸いを心から感じる場所です。子どもたちの喜び躍動した姿の中に、教会の喜びの姿を見るのです。(2014年10月)
 
 
 
 
 
 
(2014年10月)

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